195年 - 199年

袁術の皇帝僭称

展開09

奢侈と江淮の飢餓

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袁術の政権では後宮の奢侈が続く一方で兵士と民衆が飢え、江淮一帯の統治と軍事基盤が崩れた。

関係する人物

袁術勢力

原文

荒侈滋甚,後宮數百皆服綺縠,餘粱肉,而士卒凍餒,江淮間空盡,人民相食。
日本語対訳

袁術の奢侈はますますひどくなり、後宮の数百人は皆が美しい絹を着て、穀物や肉を余らせていた。一方、兵士は寒さと飢えに苦しみ、江淮一帯は荒れ果て、人々は互いを食べた。

時,舒仲應為術沛相,術以米十萬斛與為軍糧,仲應悉散以給饑民。術聞怒,陳兵將斬之。仲應曰:「知當必死,故為之耳。寧可以一人之命,救百姓於塗炭。」術下馬牽之曰:「仲應,足下獨欲享天下重名,不與吾共之邪?」
日本語対訳

この時、舒仲応は袁術の沛相であった。袁術が米十万斛を軍糧として渡すと、舒仲応はすべてを飢えた民へ配った。袁術は怒り、兵を並べて斬ろうとした。舒仲応は「必ず死ぬと承知していたからこそ行いました。一人の命で民衆を苦しみから救えるのです」と言った。袁術は馬を下りて彼を引き寄せ、「仲応よ、君だけが天下の重い名声を得て、私と分かち合わないつもりか」と言った。