184年 - 189年

涼州の乱

展開11

望垣からの脱出

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先零羌に包囲された董卓は堰を使って密かに渡河し、諸軍で唯一全軍を保って戻った。

関係する人物

後漢涼州討伐・地方軍

原文

溫時亦使卓將兵三萬討先零羌,卓於望垣北為羌胡所圍,糧食乏絕,進退逼急。乃於所度水中偽立堰,以為捕魚,而潛從堰下過軍。比賊追之,決水已深,不得度。時眾軍敗退,唯卓全師而還,屯於扶風,封斄鄉侯,邑千戶。
日本語対訳

張温はこのとき董卓にも三万人を率いさせ、先零羌を討たせた。董卓は望垣の北で羌胡に包囲され、食糧が欠乏して進退ともに窮迫した。そこで渡河地点の川中に偽って堰を築き、魚を捕るように見せかけながら、ひそかに堰の下から軍を渡した。敵が追いついたころには堰を切った水がすでに深くなり、渡ることができなかった。このとき諸軍は敗れて退いたが、董卓だけが全軍を保って帰還し、扶風に駐屯した。董卓は斄郷侯に封じられ、食邑千戸を与えられた。