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李傕と戦い公卿を拘束する内戦当事者

董卓旧軍・李傕政権

郭汜は李傕と長安で戦い、和睦を求めて訪れた公卿を自軍の営へ連れ去った。

郭汜に関連する出来事一覧

原文

裴注之引用書・献帝起居注巻六 董卓伝・献帝の軍営移送
初,汜謀迎天子幸其營,夜有亡告傕者,傕使兄子暹將數千兵圍宮,以車三乘迎天子。楊彪曰:「自古帝王無在人臣家者。舉事當合天下心,諸君作此,非是也。」暹曰:「將軍計定矣。」於是天子一乘,貴人伏氏一乘,賈詡、左靈一乘,其餘皆步從。
日本語対訳

郭汜が天子を自分の軍営へ迎えようと計画すると、夜に逃げ出した者が李傕へ知らせた。李傕は兄の子である李暹に数千人を率いさせて宮殿を囲み、三台の車で天子を迎えさせた。楊彪は、帝王が臣下の家にいた例はなく、行動には天下の心を合わせるべきで、この処置は誤りだと諫めた。李暹は「将軍の計画は決まっている」と答えた。そこで天子が一台、伏貴人が一台、賈詡と左霊が一台の車に乗り、ほかの者は皆歩いて従った。

傕數設酒請汜,或留汜止宿。汜妻懼傕與汜婢妾而奪己愛,思有以離間之。會傕送饋,妻乃以豉爲藥,汜將食,妻曰:「食從外來,儻或有故!」遂摘藥示之,曰:「一栖不二雄,我固疑將軍之信李公也。」他日傕復請汜,大醉。汜疑傕藥之,絞糞汁飲之乃解。於是遂生嫌隙,而治兵相攻。
日本語対訳

李傕はたびたび郭汜を酒宴へ招き、泊めることもあった。郭汜の妻は、李傕が郭汜へ侍女を与えて自分への愛情を奪うことを恐れ、二人を仲たがいさせようとした。李傕から食物が届くと、妻は発酵させた豆を毒薬に見せかけ、外から届いた食物には事情があるかもしれないと郭汜へ示した。後日、李傕の酒宴で泥酔した郭汜は毒を盛られたと疑い、解毒のため糞をしぼった汁を飲んだ。こうして両者に亀裂が生じ、兵を整えて攻め合った。

汜與傕轉相疑,戰鬬長安中。傕質天子於營,燒宮殿城門,略官寺,盡收乘輿服御物置其家。
日本語対訳

郭汜と李傕は次第に互いを疑い、長安の中で戦った。李傕は天子を軍営に置いて人質とし、宮殿と城門を焼き、官署を略奪し、乗輿、すなわち天子の衣服や御用品をすべて自宅へ運び込んだ。